9月3日研修科昼間部 (武藤)
こんにちは。
研修科昼間部を受講中の武藤です。
9月頭に、自分で企画をしている舞台の公演があり、その準備でここ2週間の授業を休んでいました。
(井上先生の最後の授業も逃してしまいました。。)
夏休みも挟んで、久しぶりに受ける授業の担当講師は荒井先生、そして講評していただくシナリオ(ハコ書き)は私が提出したものだけ!(他の方の提出作品がない)という過酷な、しかし喜ぶべきなんとも贅沢な、でも過酷な状況でした。
授業では、はじめて他の受講生の方にご意見や、ご指摘をもらい、やはり自分では捉えられない問題点があることが分かりました。人に読んでもらうのって、恥ずかしいし、変に意地を張ってしまったりで、なかなかできなかったのですが、もうそんなことを言ってられるような状況でもないんです。
せっかく春から、恥をさらしながら少しずつつくってきた作品をなんとか形にしたい。
でも、焦ってもしょうがない、という。
荒井先生には、私が「年齢の割に少女だ」と言われましたが、多分、本当にその通りで、提出しているハコ書きから、私という人間をズバリ見抜かれていました。(本当にその前々日、友人から「ほんとに乙女だよね」と言われたばかりだったんです。もちろん自慢でもなんでもなく、むしろ客観的にみて気持悪いと思うんですけれど、もうそれが自分だと開き直ってもいます。)
人間性や、思想、人生に対する態度、……、などなど、シナリオがいかにその作家自身を反映するものなのか、それが分かるとなおさら恥ずかしくなります。
でも、そんなこといってたら始まらない、恥をさらしてなんぼなんだ!と自分に言い聞かせています。
私が取り組んでいる作品は、ある演劇集団への興味、愛情から(その集団の舞台作品を背景にするかたちで)書き始めたのですが、もういい加減、そこからは離れて、今さらながら、自分独自の世界をゼロから構築しなければならないようです。荒井先生からいただいた大きな枠組み、ヒントを元に、もう一度、根本から練り直しです。
登場人物の行動に、説得力を持たせられるかどうか、を常に確認しながらの作業です。