7月31日 研修科夜クラス student N
このブログ記事をご覧のあなた。
もしあなたがシナリオ作家協会の生徒or関係者でないとしたら、この講座に通うかどうか悩まれている、脚本家志望の方ではないでしょうか。
まずは若干分かりづらい導線をたどり、この記事までたどり着いたあなたの熱意に敬意を表します!
私自身もかつてこのブログを読み、悩みながら教室に通うことを決めた一人です。
私は10数年、サラリーマンで営業職をしていましたが、大好きなドラマを自分で真剣に書いてみたいと思い立ち、こっそり講座に通いはじめました。
私が今通う研修科夜クラスは、基礎科を修了した方と、研修科を2度、3度と続けて受講している人が肩を並べて勉強しています。
私は以前、別のスクールで基礎科のような講座を受講していました。
よって、研修科からはじめた組です。
なんと今期で3期目となります!(合計1年半も通ってます)
そして未だデビューできておりません(笑)。
ただ、それは私自身の実力の無さが原因ですので、決して講座やのせいではありません!ご安心下さい!!
講座には、私以上に長く続けられている方や、1期で辞められる方など、様々な方がいらっしゃいます。
その辺りは全くもって本人の自由です。
逆に心配するぐらい事務局からのアプローチはありません。
それはきっと、この講座の目的が、「素晴らしいドラマを世に生み出せる脚本家を、一人でも多く輩出すること」だからで、教室を大きくしようとか、儲けようとかいうことではないからだと(勝手に)思っています。
良いドラマを生み出す為には、結局は自分自身を見つめ、自分と戦うしかなく、極論、回りの人が何を言おうが、どんなに素晴らしい学習環境を与えられようが、書く本人に「書きたいもの」と、それを「書き終える覚悟」が無ければ、シナリオは永遠に完成しないからです。
じゃあ一人で書けばいいじゃん!と思った脚本家志望の方。
以下に私が思う講座のメリットを書きます。
脚本家講師陣からの指導が素晴らしい、、、ってことは他の皆さんが沢山書いてますので、それは別記事をご参照下さい!
(怠け者ですみません)
【3つのメリット】 ① 脚本家と「先生」と「生徒」になれる。 ② 「仲間」と出会える。 ③ 「締切」がある。
① 脚本家と「先生」と「生徒」になれる。
まず何よりですが、現役の脚本家の先生方と、「先生」と「生徒」の関係になれます!
何を当たり前のことを、とおっしゃるかもしれませんが、冷静に考えると、これはすごいことです。
だって、今TVで流れているあのドラマ、公開中の映画、舞台の脚本家の面々を、急に「先生」って呼べるんですよ。講座に通うだけで。
想像してみてください。自分がもしプロの脚本家だとして、やっとプロットにOK出たけど、初稿までスケジュールない、Dのプレッシャー半端ない、Pの戻し曖昧、事務所は今さら難題言ってくるで(全部想像です)、講師をする心の余裕きっとないです。
その上で生徒の書いた「主人公は一体誰?」「結局、何の話?ジャンルすら不明」「説明ばっかでドラマはどこ?」(全部私が受けた指摘)的な稚拙シナリオを読み込む夜なんて、もはや拷問です。
(先生方、いつもごめんなさい)
でも先生は皆さん、「後進の育成」という本当に崇高で純粋なマインドがあるからこそ、講師を引き受けられています。
だから出来の悪い私のような生徒にも、やさしく、懇切丁寧に指導してくれます。
それに自分みたいな中年のおっさんが、誰かを「先生」と呼べる機会を頂けるだけで、毎日が素敵です。
気持ち悪いですよね、でも本当です。
② 「仲間」と出会える。
シナリオを書く時、いつも最初は「これは最高のストーリーだっ!」って盛り上がります。
でも書き進めるうち、「なんだこのクソつまねえ話、、、」と絶望します。毎回です。
でも横に同じように苦しむ仲間がいる。それが何より励みになります。
そして自身のシナリオを第三者が読み、講評・ご意見を頂ける。それが本当に重要です。
シナリオは複数の目にさらしてこそ、良いホンになります(先生の御言葉)。
想像してみてください。会社の同僚に「シナリオ読んで!」なんてお願いしたら、「お前ちゃんと働け!」で終了です。
心を許した友に50Pの脚本を渡しても、まず1ヶ月レスないです。
妻に読ませたら「家のローン、どうするつもり?」とフィクションじゃない事件になります。
でも教室の仲間たちは、それこそ自分のシナリオのように真剣に読んでアドバイスしてくれます。自分で書く厳しさを知っているからです。
(とか言いつつ、もらったアドバイスを反映できてない時、多々ありますが、、、)
あと個人的には教室そのものをドラマにしても良いと思うぐらい、面白い人たくさんいます。
バックボーンも年代も様々。
私のような会社員はもちろん、蒲焼屋の看板娘、主婦、ネイルサロンオーナー、映像制作会社の社長、代理店クリエーター、役者、局のプロデューサー、医師、弁護士、朗読家、学生etc,,,.
年は20代~70代(女性は未確認の為、推測です!)まで、多彩な方が「ドラマを作りたい」という一心で集まっています。
毎週が異業種交流会です。
ちなみにそんなシナリオ教室を舞台に、私もシナリオを書いてみました。
そして某コンテストであっさり1次落ちしました。
誰か教室の事を書いて、いつか賞を取って下さい!
③ 「締切」がある。
講座は毎週あります。つまり毎週締切があるのです。
もちろん作品を必ず出せっ!といったノルマなんてありません。
ですが意志薄弱な私のような人間にとって、毎週の締切は一番重要でした。
仲間が新作を提出してるとめっちゃ焦ります。反省します。面白いと嫉妬します。
締切前には先生の顔が浮かびます。講座後の飲み会に行きづらいな、、、とか思います。
でも結局行きます。飲んじゃいます。
兎に角、何とか形にして作品を送らないと、作家を目指す身は一歩も進めません。
もはや締切の為に、講座の受講料全部払ってもいいぐらい、私にとって締切は重要です。書き続ける為には書くしかないのです。
読み返したら、事務局の回し物みたいな記事になっていますが、事務局からは何の指示もありません!あくまで生徒Nの自主的な思いを綴ったブログです!念のため。
最後に、おまけのメリットですが、講座後は、よく受講生で飲みに行き、先生にも都合がつく限りご参加頂いております!
とある先生とは朝5時までみんなで飲み、私は翌日ダウンしました。
先生は全く平気だったそうです。先生方、みんなタフです。
5時まで飲んだのに、脚本の話ほとんどせず、くだらない話ばかりで先生本当にごめんなさい。
今期72期の先生方も、皆様、本当に素晴らしい方々です。
新井友香先生、舞台での令嬢姿のスキップ、心を鷲掴みにされました!
坂田義和先生、僕はキャプテンEOが一番好きです!フロリダにもいつか行きます!
林誠人先生、タワマンでのパーティー、楽しみです!
いずれもシナリオに関係ないコメントで本当にすみません!
結局、何が言いたいかというと、ここには「シナリオ」に夢を抱いた方々との出会いがあり、共に過ごせる時間があるということです。
こんな長文、最後まで読んで頂いたあなたは、きっと「シナリオ」に夢を持たれているかと思います。
機会があれば是非ご一緒しましょう!
関係者の皆様、色々勝手に書いて大変失礼しました!ここまで読んで頂き有難うございました。