2009.6.16

6月16日創作論講義(三浦)

本日の創作論講義「ピンク映画の創作」
講師/いまおかしんじさん(映画監督・シナリオ作家)

 

「シナリオとか書式とか書き方とかって、シナリオの本書いたら載ってるから特に言うことって無いんですよね」

 

という出だしのシナリオ創作論講義。
いまおかしんじ先生のピンク映画観や実際のピンク映画の内容の話などもあり、とても新鮮でした。
映画というと二時間かなと思っていましたが、ピンク映画というのはだいたい一時間ぐらいの長さでHシーンは4回~6回あるそうです。Hが目的の一時間という短い映画の中でHシーン以外での面白さを追求するのはとてもハードルが高い。制限された時間の中で生きた人間を描き、ストーリーを魅力的にする大事な一言が大切なのだと先生が熱弁されていました。~の台詞があったから、面白くなる。そういった物語に彩りを添える一言が短い時間でHに必ず結び付けなければならないピンク映画ではとても重要になってくるそうです。
そして、ピンク映画を考えるという感覚を体験すべく、Hする直前のシーンをペラ2枚で書いて発表するというちょっぴり照れてしまいそうな事態に発展しました。
少し時間がかかりましたが受講していた全員がペラ2枚程度のH直前のシーンを書いたものを聞くことができました。
私は、即興力がないのでストレートに書きすぎて捻りがないとの指摘を受けましたが、いろんな設定や研修科の方のシナリオも聞くことができたのでとても楽しかったです。

 

三浦(第53期基礎科夜間部)
2009年4月から、シナリオ講座基礎科夜間部を受講。