2017.4.26

4月26日 研修科昼クラス サイトウ

シナリオ講座の基礎科を受講して、早いもので七か月が過ぎ、いまや研修科です。
「シナリオのイロハから教えて貰おーっ🎶」、そんな気持ちで門を叩きましたが、
待ち受けていたのは脳ミソ沸騰、ハイテンションな日々でした!

 

〇受講スタート~
・シナリオって?
・好きなジャンルの映画だけ観てちゃダメ?
・いやいや、「PP」「MP」って何!? 知らないのは私だけ?
・「水木洋子」って、誰ですかー?
・シドなんちゃらさんの 「ハリウッド三幕構成」って、常識!?
・え、年齢制限……あり? etc.

 

ひと月くらいは、肩を落とし地下鉄の階段をゆらゆら降りて帰りました。
でも……同時に、楽しかった

 

自分が書いた文章を、バリバリ現役の脚本家講師陣が真剣に読んで講評して下さる。
年齢も立場も越えて、仲間たちとシナリオについて語らう。
まるで、学生に戻ったかのような熱っぽい日々。

 

拙作に講評をいただき、発想の貧弱さや自己中な思い込みに愕然としたり
あー面白いシナリオを書きたい! 
え、だけど、「面白い」って……何だろ?
気がつけば、寝ても覚めてもシナリオのことばかり。

 

〇基礎科を終了して~
・ドラマ(シナリオ)はリアルだけじゃダメ! 面白いのか、これは?を常に考えよ。
・登場人物の無駄遣い厳禁! 出したからには、きっちり働いて貰うべし。
・小説流の描写→脚本では余計。ここもあそこもカットだ、カット!
・つまるところ、何を描きたいのか……。etc.

 

第68期基礎科昼クラスの講師陣は、丸内敏治先生、真辺克彦先生。
両先生とも厳しくも温かく、辛抱強く指導して下さいました(引き続き宜しくお願いします!)。

 

研修科に進み、クラスの仲間が約三倍に増えました。
面白いシナリオが書きたいと、臆せず夢に向き合う人たちがこんなに!?
驚嘆すると同時に、せめて二十年前に始めていれば……と悔やむ気持ちも
気力、体力、人間力。そして時間。何もかも足りない!

 

そんな時、
巨匠F・コッポラの伴侶エレノア夫人が80歳で監督した長編映画、
『Paris Can Wait』が公開されるという記事を読みました。
体験をもとに、ご自身で脚本を書かれたそうです。
そうよ、年齢を重ねてこそ描けるドラマも有るはず。Thank you, Eleanor!

 

シナリオを学び始めて七か月、胸の中に大それた夢がふくらみ始めています。
夢は見続けてこそ夢、ですよね?

 

研修科昼クラス・サイトウ、もがきながらも充実しています