4月18日基礎科夜間部 基礎講座初日(吉田)
基礎科夜間部一発目のブログの指名を受けたのは、
やはり初めての基礎講座が始まる直前に事務局にDVDをレンタルしに行ってしまったからなのでしょうか?
…という個人的な話はさておき、
4月18日、基礎科の授業がいよいよ始まりました。
初回のこの日から3回の基礎講座は斎藤久志先生が担当してくださいます。
この日はまず、先生が以前に書かれたテレビ用の脚本が資料として配られ、それを受講生それぞれに役を振り分けての本読みを行いました。
僕はト書き部分の担当だったので正直安心しましたが(笑)、実際に台詞をいう役になった方はすごく自然に演技されていて、あれ?ここ役者コースとかじゃないよね?…、と一瞬思うほど。
昔の映画の撮影所では脚本家が自ら皆の前で本読みをしたと聞いたことがありますが、僕はほんのちょっとのト書きだけでもいっぱいいっぱいでした。
続いて、皆で読んだ脚本を実際に映像化した作品を鑑賞。
観終えてから先生が、この脚本が実際に映像になった時の流れやエピソードなどの解説をしてくださいました。
最後に全17ページの漫画をプリントしたものが配られました。
この漫画は以前に先生が映画化したことのある漫画とのこと。
そしてここで早速、初めての課題が…
「この漫画を脚本にして提出。締め切りは明後日」
ぎょーーー!いきなり締め切りに追われることになるとは!(緊張感が足りなくてすみません汗)
先生から脚本の定式をざっくりと教えていただいたものの、正直書けるかなぁと思ったのは僕だけでしょうか?
漫画自体も微妙な雰囲気を醸し出していて難しそうだし…。
しかし、斎藤先生曰く「脚本は実際に書いて覚えていくしかない」とのこと。
でも考えてみれば、右も左も分からない現時点では、間違ったって失敗したって当たり前なわけですし、たいして恥ずかしくもない。
実際にやってみてから、ここは違う、ここはこれでいい、こういう書き方の方がいい、と体で覚えるわけですね。
そう割り切ってしまえば、各々自由に書いたもの、その違いを見るのも逆に面白そうな気もします。
失敗しないと何も始まらない、ということかなぁと(勝手に解釈)。
というわけで、この講座期間中は猪突猛進であっちへぶつかってはころがり、こっちへぶつかってはころがり、失敗しまくってもめげずに粘り強くやってみよう!…と思った基礎講座初日でした。
【プロフィール】第59期基礎科夜間部 吉田一人
基礎講座初日に借りたDVD 『戒厳令』(別役実 脚本、吉田喜重 監督)