2021.2.3

2月3日 基礎科クラス 受講生A

こんにちは、シナリオ講座第75期基礎科のAです。

 

この講座で脚本を勉強し始めてから、あっという間に4ヶ月が経ちました。
この4ヶ月の間に、わたしは学生時代から働いていた会社を退職し、免許合宿で車の免許をゲットし、今はフリーランスと言いますか、フリーターと言いますか、そんな風な生活をしながらシナリオ講座に通っています。
そのため、このブログを書いている今も税金やら保険やらの振込請求が届いて、文字を打つ手が震えています。

 

本題から逸れたことを書いてしまいましたが、さっそくシナリオ講座の授業について紹介していきます。
今年度の授業はコロナウイルスの影響を受けてオンライン開催となり、日本中から30人弱のメンバーが参加しています。
脚本の基礎から学び始め、現在は先生方や生徒の方々に講評をもらいながら、1時間のオリジナル作品制作に取り組んでいます。

 

「やっぱり中盤のエピソードが弱いから、この終わり方が腑に落ちないですね〜」
「主人公が軽快に洗脳されていく話に見えます・・・」
「ト書きに形容詞が多いですヨ!」

 

多少言い方は異なりますが、これは前回の講評で先生や生徒の方々からもらった感想の一部です。
授業ではいろいろな角度から作品に切り込んできてくださるので、非常に気付きの多い刺激的な時間になっています。
自分の作品にたくさんの意見をもらえる時間は想像以上に楽しく、前回の講評の後は家の階段をジャンプして降りました。

 

また、他の方のオリジナル作品を読めることも、この授業の楽しさの一つです。
自分にはない感性から作られる物語に、ハッとさせられたり、考えさせられたり。
先日の授業に提出されたプロットでは、悩みながらも成長していく主人公を応援しながら読み進めていったら、最後の一行で爆死していました。脳がしばらくフリーズしましたが、これはまさに自分にはない感性です。本当に面白い作品なので、早く脚本になって欲しいなと思います。
このように、ログラインから脚本になっていく過程を一緒に追えるので、授業を受けるたび面白くなっていく他の作品を見て、わたし自身も活力をもらっています。

 

残念なことにまだ誰とも直接会ったことがないので、画面越しに「この人の身長は大体これくらいだろうか」などと勝手に想像しながら授業を受けていますが、早く答え合わせが出来る日が来ると良いなと思います。
と、ここまで授業の楽しさを紹介してきましたが、自分の作品と向き合えば向き合うほど、脚本を書くことがいかに難しいかを痛感している毎日です。
物語をどう動かそうかと頭を抱え、ベッドの上で伸びたり縮んだり、呆然と天井を眺めてみたり、休憩しながら割のいい仕事を探してみたり。これはまさにフリーターの姿ですね。

 

フリーターを卒業して脚本家になれるように、引き続き頑張りたいと思います。