2009.12.22

12月22日創作論講義(中原)

本日の創作論講義 「シナリオ作家相談室」
[講師] 柏原寛司さん(シナリオ作家・映画監督)

 

 

柏原先生の作品で、最も印象に残っているのが「あぶない刑事」
当時、小学生だった私はあのドラマを見て、かっこいい大人イコール「ハーレーにまたがってライフル銃を打つ」という思いを抱き、いつかそんな大人になってみせると思っていました。
実際、大人になった私は原チャリでこけて鎖骨骨折したためその夢はあきらめましたが、そんな大きな夢を抱かせてもらった、柏原先生の講義はすべて質問コーナーでした。

 

どんな質問にも答えていただけるということで、受講生から様々な質問があり、脚本の勉強法から、アイデアの発想法、さらに最近の作品をどのように作ったかなど幅広い話を聞くことができました。
その中から個人的に印象に残ったものをあげると…

 

○調べたものを捨てる
脚本を書こうとする上でいろいろな取材を重ねることは大事なことだが、その調べたことに縛られすぎると物語のフィクションが書けなくなる。調べたことを一度捨ててしまうくらいが良い。

 

○友人を多く作れ
たくさんの友人がいれば、その中におもしろいやつもいる。
そういうおもしろいやつを脚本の中のキャラクターに投影していけばおもしろいキャラクターになる。

 

質疑応答形式の講義は非常にわかりやすくこの他にも教えられることが多くありました。
そして、感じたのが柏原先生自身が非常におもしろいなあと。

 

中原(第54期基礎科昼間部)
九十九里浜に住む自由業者です。