12月2日 基礎科昼クラス F
ただ〝いいセリフ〟を書いただけでは 観客の心を動かすことはできない。
どういう状況でどんなキャラクターが言うのかが大事。
構成とキャラクターをしっかり作れば、 「こんにちは」というセリフだけでも
観客の心を動かすことができる。
昨日、基礎講座「台詞」で秋山竜平先生から教えていただいた内容です。
秋山先生の授業は、毎回、私の頭の中にあった
モヤモヤとした感情や思考を、丁寧に丁寧に言葉に変え、
最後にアイロンまでかけて教えてくれる。
そんな授業で、毎回なるほど〜と唸りながら
スッキリして帰路についています。
第79期基礎科昼クラスでは、
那須真知子先生と秋山竜平先生が
講師を担当してくださっています。
お2人に基礎の基礎からシナリオの書き方を教えていただくのですが
「人によって書き方は様々です」と教えていただく通り、
お2人の観点もそれぞれ違って授業がとても面白いです。
ひとつの書き方に縛られず、自分の書き方を見つけていけばいい
というのを身を持って実感できたのは、
この講座に通ってよかったなと思うことの一つです。
那須先生の授業では、
「シナリオを書くのがとにかく楽しくて仕方ない!」
という先生の想いが言葉の端々から伝わってきます。
那須先生ほどのベテランの方でも
こんなにワクワクして取り組んでいる、
シナリオの魅力を改めて感じて、
毎回密かに嬉しくなっている私です。
シナリオの基礎を教えていただくのはもちろん、
普段の過ごし方や現場での経験など
シナリオ講座でしか聞けないお話もたくさん教えていただけます。
那須先生の授業の後は、「もっと勉強しないと」
背筋が伸びる思いで教室を後にしています。
さて、昨日が基礎講義最後でしたので
来週からいよいよ各自が執筆した作品の合評に入ります。
シナリオの基礎については教えていただきましたが、
ここから先は自分の書きたい感情や思考をさらけ出さないといけません。
今は、それをどう合評されるのかという恐ろしさでいっぱいです。
先日プロットを提出したのですが、
いざ提出しようとすると手が震えました。笑
しかし、せっかくの機会なので、
全力で先生方にぶつかってみようと思います!
一緒に講座を受けている他の生徒さんも、
とても発想力豊かな方が揃っているので
一緒に合評できるのがとても楽しみです。
「自分は世の中に対して何を伝えたくて、 高いお金を払ってこの講座に通っているのか。 それをよく考えてください」
講座の一番初めに那須先生に言われた言葉を胸に、
最後まで作品に向き合いたいと思います。