2008.10.29

10月29日研修科夜間部(くりた)

あるライター卵の日常・2

 

ドキドキしていた…。

本日は、研修科ではじめての発表だったのです…。

ドキドキしていた…。

しかも、はじめての先生だったのです…。

 

そう!
本日、ご教授いただきましたのは、渡辺千穂先生です!

 

売れっ子なうえ、とっても美人さんです!
女の私から見てもドキドキです。
北の国から純くん初恋並みのドキドキ。
憧れますが、外見ポテンシャル的にはなれそうもありません。
せめて脚本の技だけは真似できますように…っ(笑)

 

「まず質問させてくださいね」

 

先生、まず発表者に質問。

 

「これは、どういう気持ちですか?」
「自分が書きたかったところは書けてますか?」
「前回と変わったと思うところは?」

 

私たちの作品は、伝えなければいけないことが
すっぱり書いてなかったり、誤解を招くような書き方だったりで、
うまく伝わっていないことが多い。
そんなもやもやをひとつひとつほどいていくように
ひとこと、ひとこと、言葉を選ぶような姿が印象的でした。

 

そして…
うなずきつつ、発表者の話を聞き終わると…

 

「そっか、そっか。だったら、ここが泣かせどころになるかな?」

 

話の中で心が動かされるところ、思わず泣いてしまうような場面、
それがないとドラマじゃないわけで。

 

【泣かせどころをつくる】

 

これ、すなわち、観客の目を意識するってことですよね。
客観性をもってドラマをつくる。
プロとアマチュアの境界線。
ドラマづくりのポイントが集約しているように思えました。
私の作品にまた新たな視点が加わった瞬間でした。

 

思えば、提出した作品は、基礎科から持ち上げてきた作品。
愛着とともに、自分の未熟さを痛感しまくりで、
若干の倦怠感もあったりなかったりですが(笑)
基礎科から考えて、田部先生、林先生、そして渡辺先生と
豪華なお三方のお世話になった作品となりました。

 

冷静に考えると、恐れ多い…
ひざガクガクのことを無我夢中でやってしまった…
超見切り発車で、ホントすいませんでした(土下座)

 

幼少期の英才教育…
いずれ博士か大臣になるしかない果報者の我が子…

 

この子が大きく道を踏み外したら、
それは間違いなく親の責任…もはや言い逃れは許されません(笑)

先生方、次の子もよろしくお願いします!

 

授業後、
渡辺先生、飲み会にも付き合ってくださいました。
乾杯の挨拶。

 

「私は学校に通った経験はないので、
授業についてはわからないことが多いですが、
6か月、一緒にがんばりましょう」

 

その場にいた全員がキュンとしました。
「ヤベェ、持ってかれた」な瞬間でした。
(© 林先生)

 

くりた(第51期研修科夜間部)
テレビっこが高じて、うっかりシナリオ作家を志す。
シナリオの難しさと日々格闘中だが、ちょっとずつ
おもしろさに目覚めてきたF1層女子。