2008.10.16
10月16日基礎科夜間部 (平井)
10月16日 夜間講座 鈴木先生
●本日の講義
黒澤明監督のプロット「姿三四郎」の起承転結の境目について生徒全員がそれぞれ考えた起承転結の境目を発表する。その後、質疑応答。
基本的に起承転結がここでなくてはならないという決まった定義はない。
作家が区切る場所と、演出家や監督の区切る場所が違って当たり前であり、どんな場面に重点を置くのかに個性がでる。
人間の成長に重点を置くのか、恋愛あるいは決闘の場面をフォーカスするのかなどで、作品がガラリと変わってくる。
日本やハリウッド映画には序ジョ 破ハ 急キューの三幕構成が用いられる。
●「姿三四郎」のプロットで好きなセリフ
「日本中が西洋そっくりになっても武士道は武士道として、何時迄も滅びさせてはならん、吾々はあく迄も協力してそれを守りぬき築きあげねばならん」
こういう精神が世界のクロサワとして国を超えて大勢の人たちに支持されたのかもしれません。私もこの時代、この日本に生きている本当の意味を、人々に気づいてもらえるような脚本が書けたらなと思います。
平井(第52期基礎科夜間部)
今年8月、夏の公開講座を受講。
その後、今期基礎科夜間部に入学する。