人物造形(基礎科昼間部)
こんにちは、はじめまして。増田です。
7/29に小松先生を囲んで暑気払いの宴が催されたり。
興味深い創作論講義のレポートなど。
いろいろ書きたいこともあったのですが。
こちらのブログ、
「何を書いてもいいです!もう、私物化しちゃってもいいですよ♪」
と、とてもフランクなお誘いを受けておりますので、真に受けて。
シナリオ作成に関する、個人的な最新の出来事を綴ります。
わたくし先日、小松先生からプロットのOKを頂きました。
(諸々の注意やアドバイスも頂きましたが)
ですので早速、シナリオの第1稿に着手しました。
ところが。
書き始めてみると、すぐに筆が止まるんです。
気が散っているとか、甘いものを食べているとかではなく。
わからなくて……。
自分の作ったキャラクターが……。
おや?
このサブキャラはどんな言葉で話すんだ?
わからない……。
こうかな? こんなかんじかな? と、何パターンか出してみる。
と、どれもが有りと言えば有り、無しと言えば無し。
ってことは無しってことですよね……。
ダメだ……キャラが決まってない。
自分の中でまだ迷ってる……。
とりあえず途方に暮れてみます。
プロットを書き直しながら、このサブキャラとだってずいぶん対話して。
こんな感じの人って決めたつもりだったのに。
実際はまだおぼろげなところが多々あって…。
「感じ」だったり「つもり」だったりしている時点でダメなんですよね…。
早くも煮詰まったので、もう一度、登場人物の見直しを。
諸先生方が仰っていましたね。
人物の履歴書を作るといいですよ。と。
作ろう、履歴書。
先ずは手慣らしに、一番良く知っている主人公君からやろう。
キャラがブレないようにとイメージしている俳優もいることだしね!
履歴書と考えると堅苦しいので。
とりあえず主人公(男)になったつもりで。
彼の目線で彼の感情をまじえつつ、彼の今までの人生を語ってみることに。
要は彼が書いた作文、みたいな気持ちで。
俺が何歳ぐらいの時にこんな事があった。
父ちゃんはこんなで、母ちゃんはこんなで。
小学校の時はこんな遊びしてて。クラスでの俺はこんな感じだった。
好きな○○は○○で。
サブキャラとはいつ頃出会って、最初は根暗なヤツだと思った。
みたいなことを、シナリオに書かない過去からシナリオのラストまで。
驚きです。
書き終えてみたら、イメージしていた俳優が別の俳優になっていました。
私、主人公のこと、知ってるつもりでたいして知らなかったんだ。
人違いまでしてたなんて。まったくお笑いです。
でもお陰で、プロットではシーン毎にブツ切れになっていた主人公の気持ちが、一本に繋がったみたいです。そんな気がします。
その上、サブキャラの人となりも明確になりました。
そうでしたか。
そういうタイプの人だったんですか……初めまして、ヨロシク。
本当は、こういう作業はもっと早い段階でしておくべきなのでは……?
と思いましたが。
もう来るところまで来てしまったので、胸のうちにしまっておきます。
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。
どうにか、本書きに入れそうです。
がんばります。ひーひーふー。
55期基礎科昼間部 増田明美