はじめまして。(基礎科昼間部)
はじめまして。
この教室に通い始めて早二ヶ月。
すごい勢いで時間が流れていくのを感じます。
しっかりつかまっていないと、ヒョイと振り落とされそうなくらい、
想像以上に濃い日々が続いています。
すでに余裕ありません。
両手、完全にふさがっています……。
そんな状態の僕がブログを書くことになりました。
……はい、やってみます。がんばります。
何せ今日は書くことがたくさんあるのです。
まずこの日は、実作に入る前の中園先生の最後の講義でした。
先日提出した課題について先生から感想が述べられます。
お褒めの言葉あり、厳しい意見もありで、
プロの視点になるほどなあと感心するばかり。
この日もアッという間の2時間が経過していきます。
さて、その後ははじめての飲み会が催されました。
クラスのほとんどの方が参加したので、
前半は親睦会のようなかたちで進んでいきます。
にわかに人見知りの僕にとっては
顔は知ってても、しゃべったこともなければ、
名前もわからなかった方が多かったので、
それはもう大変貴重な機会となりました。
後半になると、先生の話に皆が耳を傾けます。
内容はプロのシナリオライターの実情から、
「エロティックとセクシーの違い」、
「自分に素直であることが、どんな知識や技術より一番重要」などなど。
普段の講義では聞けない話もたくさんして下さいました。
夕方からはじまった飲み会も9時半を過ぎ、そろそろお開きに。
一旦店を出て、残った数名が二次会へ。
とほとほ歩いて乃木坂のバーへ向かいます。
ここでは先生からプロの脚本家の仕事の大変さが語られます。
「ままならぬのが人生だ」というローマの休日のセリフをつぶやく先生。
一本のTVドラマが出来上がるまでには、それほど多くの困難と妥協が伴うのです。
理想ではなく現実を物語る言葉に、
選んだ道の厳しさを思わずにはいられません。
と、尽きない話に聞き入るうちに、
時計を見ると、なんと0時15分前!!
シンデレラでなくても、急いで帰らなくてはならない時刻です。
というわけでこの日はここで解散となりました。
頭から尻尾まで、シナリオについて考えた一日となりました。
実作を前にあらためて喝を入れられたような気分です。
これからたくさん恥をかくことになるんだろうなあと思いつつ、
いやいや、ここは僕の中に住んでいる恥ずかしがり屋の小人に
ちょっと出て行ってもらうことにして、
10月までに必ずシナリオを完成させるのだ!!
と、終電に乗る人々をさっそく観察しながら、密かに誓うのでした。
仲村康平(第55期基礎科昼間部)
本当は「中村」です。でも画数が良いので、たまににんべんをつけています。
(ご先祖様、勝手にごめんなさい)。
一人前の人間になれるようにという意味も込めて。