1月17日 基礎科夜クラス studentA
最近世間で起こっているドラマチックな出来事をテレビで見ているとあんな題材も、こんな題材も書いてみたいなぁとつい妄想にふけってしまう毎日です。
これも、シナリオの勉強を始めたからできた楽しみだと思います。
さて今回は、時代劇「必殺仕事人シリーズ」から、「CONTROL~犯罪心理捜査~」など、幅広く沢山のヒット作を生み出し続けている寺田敏雄先生の講義でした。
どんな作品にしようかと内容を考えている時、無意識のうちに考えているのが登場人物。
ヒット作には、必ず印象に残る個性的な人物がいます。
会ったこともない物語上の人物なのに、大嫌いになったり、憧れたり、好きになったり…
つい感情移入してしまうほど、現実にいる人間か?と錯覚してしまうことまであります。
キャラクターによって、物語のテイストや流れも変わってしまうのでいかにキャラクターに個性を持たせるのかは、正に生みの苦しみ。
また、最初キャラクターそれぞれに違った個性を持たせて書き始めるのですが作品に対するテーマにつられ、いつの間にかキャラクターが似てきてしまう…という悩みも個人的には持っていまして。
そんな悩みに一筋の光明が、寺田先生のお話から差し込みました!
寺田先生は、「ト書きやセリフによって、キャラクターが浮かび上がる」と、生徒の作品を例にしながら、細かなこだわりを教えて下さいます。
『使う言葉の端々に個性が出せる事』、『セリフに対するト書きに、個性や状況、感情を表すことができる』など、贅沢にも先生のアイデアを織り交ぜて頂きながらの講義。
また、もっと驚くのが、キャラクターについて話されているのですが、気づくと先に起こる出来事の伏線ができているんです!
やはり作品にファンの多い先生ならではの視点だなと、目から鱗が落ちる様なことばかりです。
今日もあっという間に授業終了。
登場する人物が本当に生きているのかも?と、視聴者に錯覚させるような、そんな作品を作り出せる作家になれるよう、次の提出に向け、頑張ろうと思います!