2012.5.11
4月27日基礎科昼間部(相川)
金曜/創作論講義
―講師:坂田義和先生―
◎シナリオ作家に必要なもの
①作家性
・もう既に皆持っている→セリフに出る
・自分が一番描きたいもの→感動
②技術
・面白くする技術
・構成力(良くできた作品)
※わからないものは、つまらない。
●緊張と緩和が合わさると「娯楽」に!
例:ディズニーランドの各アトラクションは構成の展開が絶妙!
●徹頭徹尾「逆」を追求する!
・面白い映画はキャラの対比や設定が「逆」
・「逆」の組み合わせ=面白いストーリー
→そこに対立、葛藤(ドラマ)がうまれるため。
●展開上の「逆」
・暗いシーンを用意する時は、明るいシーンでまず直前に持ち上げておく。
●起承転結で一番難しいのが「起」
・話の世界に早く引きずりこませなければならない
●主人公にとって一番起きて欲しくないことを起こす!
●前半のシーンでどこかに「謎」をつくる
・「え?なんで?」「どうなっちゃうんだろう?」と観客に思わせる
●主人公は必ず「最初(入り)」と「最後(出)」でどこか変わらせる
◎ドラマ「北の国から」の一番はじめのシーンを考える
●登場人物は五郎、純、蛍、令子(別れた妻)、雪子(令子の妹)
・最初のシーンの脚本を配られ、スクリーンで実際の映像を鑑賞
・柱に「黒板令子の顔」とある!これは脚本家から役者へのラブレターとのこと。
・セリフ「ーーー」が多いことや、ト書きの「間。」や「令子。」などは、倉本聰さんだから許されるらしい。