2012.5.8

4月14日~28日研修科昼間部(小屋敷)

第58期研修科・昼間部の小屋敷と申します。
再受講生です。

 

受講生ブログを拝見しましたら、
何と!我クラスがない~~。
これではクラスの存在感が示せない・・・
先生方にも失礼にあたる・・・
とまあ老骨(?)に鞭を打ちました(笑)

 

4月14日、渡辺善則先生の授業はオール講義。
大きなお身体に正比例、頭の中にあるものを力強く
全て吐き出して下さった感じでした。
開口一番は、先生が25歳の時に桂校長から
戯曲を読みなさいと言われたお話しでした。
過去の話は演劇を止めるので、触れないのが鉄則と
渡辺先生は解説されました。
次に、『切腹』(橋本忍氏)を例に出され、井伊直弼の屋敷に
ある浪人が庭先で切腹させて欲しいと来ます。
何でそんな事をするのだろうと引っぱって行くのがシナリオ、
だそうです。
総じて、シナリオはモノローグ(その人はどう思うか)
では書けず、ダイアローグ(第3者と関わりを持たせる)
で書くものとの纏め。モノローグでガッチガチに組んでいく
芝居はないそうです。桂先生から答えは教えて貰えなかった、
と自己解決の成果を示して頂きましたm(_ _)m
講座生には受賞経験者もおられ、平均年齢も↑目(私のせい?)。
既にお解りの方もいらっしゃると思います。
でも私には、とても耳の痛い収穫でした。
その他にも作成手順やコンクールについてのお話しが加わり、
最後に先生の現在のお仕事状況を話して下さり、
漢人と日本軍と朝鮮人のお話だそうですが、プロの
真剣さが窺えました。

 

4月21日の渡辺先生の講座は、提出5作品を一人20分の
持ち時間で批評し合い、各作者が次に何をすればよいか
解るような先生の講評で締められました。

 

4月28日の桂千穂先生の講座は、提出1作品のプロットで
スタート。何と、先生がお読みになりました。
5000字を難なく読破された先生に気合いを窺い、
私の身も引き締まりました。
後半は先生持参のDVD『三匹の子豚』を視聴しての
プロット起こしでした。懐かしい・・・。

 

こんな感じで、58期研修科昼間部はスタート致しました。
皆さん真面目に取り組まれ、学ぶ者としての葛藤が
始まったようです・・。