2010.8.8

人物造形(基礎科昼間部)

こんにちは、はじめまして。増田です。

 

7/29に小松先生を囲んで暑気払いの宴が催されたり。
興味深い創作論講義のレポートなど。
いろいろ書きたいこともあったのですが。

 

こちらのブログ、
「何を書いてもいいです!もう、私物化しちゃってもいいですよ♪」
と、とてもフランクなお誘いを受けておりますので、真に受けて。
シナリオ作成に関する、個人的な最新の出来事を綴ります。

 

わたくし先日、小松先生からプロットのOKを頂きました。
(諸々の注意やアドバイスも頂きましたが)
ですので早速、シナリオの第1稿に着手しました。

 

ところが。
書き始めてみると、すぐに筆が止まるんです。
気が散っているとか、甘いものを食べているとかではなく。

 

わからなくて……。

 

自分の作ったキャラクターが……。

 

おや?
このサブキャラはどんな言葉で話すんだ?

 

わからない……。

 

こうかな? こんなかんじかな? と、何パターンか出してみる。
と、どれもが有りと言えば有り、無しと言えば無し。

 

ってことは無しってことですよね……。

 

ダメだ……キャラが決まってない。
自分の中でまだ迷ってる……。

 

とりあえず途方に暮れてみます。

 

プロットを書き直しながら、このサブキャラとだってずいぶん対話して。
こんな感じの人って決めたつもりだったのに。
実際はまだおぼろげなところが多々あって…。

 

「感じ」だったり「つもり」だったりしている時点でダメなんですよね…。

 

早くも煮詰まったので、もう一度、登場人物の見直しを。

 

諸先生方が仰っていましたね。
人物の履歴書を作るといいですよ。と。

 

作ろう、履歴書。
先ずは手慣らしに、一番良く知っている主人公君からやろう。
キャラがブレないようにとイメージしている俳優もいることだしね!

 

履歴書と考えると堅苦しいので。
とりあえず主人公(男)になったつもりで。
彼の目線で彼の感情をまじえつつ、彼の今までの人生を語ってみることに。
要は彼が書いた作文、みたいな気持ちで。

 

俺が何歳ぐらいの時にこんな事があった。
父ちゃんはこんなで、母ちゃんはこんなで。
小学校の時はこんな遊びしてて。クラスでの俺はこんな感じだった。
好きな○○は○○で。
サブキャラとはいつ頃出会って、最初は根暗なヤツだと思った。

 

みたいなことを、シナリオに書かない過去からシナリオのラストまで。

 

驚きです。
書き終えてみたら、イメージしていた俳優が別の俳優になっていました。
私、主人公のこと、知ってるつもりでたいして知らなかったんだ。
人違いまでしてたなんて。まったくお笑いです。

 

でもお陰で、プロットではシーン毎にブツ切れになっていた主人公の気持ちが、一本に繋がったみたいです。そんな気がします。
その上、サブキャラの人となりも明確になりました。
そうでしたか。
そういうタイプの人だったんですか……初めまして、ヨロシク。

 

本当は、こういう作業はもっと早い段階でしておくべきなのでは……?
と思いましたが。
もう来るところまで来てしまったので、胸のうちにしまっておきます。
ゴメンナサイ、ゴメンナサイ。

 

どうにか、本書きに入れそうです。
がんばります。ひーひーふー。

 

55期基礎科昼間部 増田明美