2009.12.2
12月2日研修科昼間部(中尾)
●本日の講義録
長田さんの『蜘蛛の糸』の渡辺先生の講評
オープニングの六本木ヒルズから主人公佐島がヘリポートで降り立つシーン はハッタリが効いていて凄くいい。
ピカレスク・ロマン(悪をもって表現していく)悪漢小説のようで参考文献として『光クラブ事件』の資料を配っていただきました。
佐島は『何に対して戦おうとしたのか?』が重要なテーマとなってくる。
生い立ちなど、過不足ない人生を送っている人物が起こす犯罪の設定もよいのでは?など、色々の意見が出ました。
又、佐島と同郷の松井はもっと、深く描いた方がよいと言われました。
皆さんからは、やくざ映画か経済映画か判りにくいという意見がありましたが一様に、『振り込め詐欺』の話に興味を持ちました。
中尾の『ぐるりグルグル』の渡辺先生の講評
設定に嘘が多いと言われました。
クライマックスの美鈴と信司とまみが3人で協力し一晩でシナリオを書き直し大賞を獲るという設定があり得ないと言われました。これには、私の持論も話させていただきましたが……。ドラマコンクール用に書いた題材ですが、先生曰く、この題材は審査員に(業界者なのでネタバレするので)題材が良く無いのではないかと言われました。
参考にさせていただきます。
中尾聡子(第53期研修科昼間部)
シナリオ研修科51期、52期、53期生です。
(ちなみに留年ではありません)大阪、奈良、福井、アメリカと住んだ経験を生かして、地方色のあるシナリオを書きたいです。
小学5年生の女の子と3年生の男の子の母です。