9月1日創作論講義夜間部(重泉)
本日の創作論講義 「映画『サマーウォーズ』のつくりかた」
講師/奥寺佐渡子さん(シナリオ作家)
◇
奥寺佐渡子先生の講義を聞いて
いや~、今日は充実していました。
あの、私ごとで恐縮なんですが、会社もお盆休みの振替代休をいただき今日に備えました!
まぁ、それも、昼は山田太一先生、夜は奥寺佐渡子先生の講義だからなんですけどね。
しかも、タイミングのいいことにというか私にとって神のめぐり合わせの様なことなんですが、8月31日、昨日なんですが、台風一過的なことで、会社を早あがりさせられまして、帰りがけに新宿バルト9にてサマーウォーズを見て、帰ってから山田先生の作品チェックと予習もばっちりできました。台風バンザイです。不謹慎で本当にごめんなさい。
(だって新宿でもう雨あがってたんだもん)
そして、両先生、一夜漬けのようなことやってごめんなさい。
ちなみに昼のレポートは別の方が書く予定のようなのでそちらでお楽しみください。
さて、奥寺先生のレポートです。こっから、本題です。
と、いってもあんまりうまく書けるか自信ないですが・・・。
奥寺先生は、見た目はとてもキュートで、大変失礼ながらかわいい方でした。
しかし、とても男らしくどこまででもついていきます姉御って感じの方でした。
講義の方はというと、とても、繊細でまさに講義題名のように「映画『サマーウォーズ』のつくりかた」でした。
ざっとですが、時系列に打ち合わせがいつぐらいにあって話し合ったことやアイデア出ししたことや、決まったことなどを話してくれました。
途中、プロットや何稿目かのシナリオを見せていただいて変更が加えられていったのかを説明してくれました。時系列に順をおってキャラクターの設定やそれにともなったストーリーの流れが変化していく過程がものすごく興味深く、シナリオ制作の生の現場を見ることができた様な気がして面白かったです。
その中で一番、心に深く突き刺さったの言葉があります。
「監督の言われたことだけを直すのはライターではない。」
「監督がひっぱるのは現場だ。」
「シナリオをひっぱるのシナリオライターだ。」
「シナリオのことを一番わかってるのはシナリオライターだ。」
ああ、なんて、心地よい言葉なんでしょう。
この言葉を聞いて私は先生にすごく魅力を感じました。
一本筋が通っていてなんて素敵な先生だろうと思いました。
あとは、質問タイムとなりより実践的な内容になりましたので、私のつたないノートのメモ書きをから紹介をしていきます。
「セリフは1行から2行におさめる」
「人物のストックは作っておくといい」
「映画はたくさん見るべき」(←やっぱりどの先生も当たり前の様に言いますね)
「アニメのギャラは安いがDVDが売れるので印税が高い」
「わざともりあがる手前で書くのをやめてみる」
「音の扱いに慣れている人はセリフの扱いに慣れている」
などです。
講義後のいつものお茶会にも快く来てくださいました。
とても、温かく人間味溢れる先生でした。
うん。私はこの方を目指そう。
そう、思わせてくれる先生でした。
ごめんなさい。
講義の内容を細かくレポートしようと思ったのですが、ネタばれになりそうなのでかなりはしょってしまいました。
いや~、面白かった☆
m(_ _)m
重泉(第53期基礎科夜間部)
05年第11期入門科を経て、09年基礎科受講。