7月21日創作論講義(平井)
本日の創作論講義 「私のシナリオ作法」
講師/鎌田敏夫さん(シナリオ作家)
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先生のすべての言葉が大変勉強になることばかりでしたが、その中で特に私が印象に残った言葉、教えについて紹介いたします。
脚本家の条件「好奇心を持っている」これにつきる脚本はまず、アイデア。魅力ある人物が行動し、壁にぶつかりそれを乗り越える物語。すべてがこれに当てはまる。
10代のころは10代の話は書けない。30代になって初めて10代のころの心情や出来事をやっと理解できるようになる。
しかし10代の話が書けるのはそれからまた10年後、40代に入った時である。
脚本家なら脚本家としての、食事の仕方、電車の乗り方、街の歩き方がある。
機会があれば、いろんな所に行って見る。電車の中の人間を観察して、どんな人物なのか想像する。
自分の視点ともうひとつ、相手側の視点を描くことを学ぼう。
男とはこういうものだ、女とはこういうものだという、既成概念を取っ払おう。
予想される結末に、まったく予想されない方法で、たどり着かないといけない。
何かになるためには、何かを捨てないといけない。
遊びは自分の中に入れる作業。脚本を書くことは、自分の中のものを出す作業。
いっぺん、書き始めたら最後まで書くこと。《終》と書いた後、直していけばいい。
脚本家の条件 ★タフ ★楽天家であること ★言いたいことを相手を傷つけない方法で言える人
ナマの人間を描くこと。ナマの人間が出てこないのが、今のテレビドラマ(同感)
「こんな経験したことない」「気持ち悪い」と言ってくれるプロデューサーをいかに納得させるか、これが脚本家の仕事。
自分が見ている世界が、他の人が見ている世界と同じである訳がない。
皆がしょっちゅう食べている料理の、包丁の入れ方の違いを、どう新鮮に表現するか?
メディアで報道されているイメージで物事を判断してはいけない。
一般の人と同じ目線ではつまらない。
新聞読むより、街を観察したほうがよっぽど、リアル。
85年、新聞が円高不況だと騒いでいたとき、街を歩けばベンツだ、シーマだと高級車だらけ。その後、バブル最盛期がきた。
時代を半歩、見通す目を持とう。エンターテイメントの目は何より時代を先読みする。
資本主義が変わる。金儲け出来る人がエリートという考え方は古い。これからは人の役に立つ人がエリートになり、時代の先端となる。
人が喜ぶ顔が見られる仕事は、地球が応援してくれるだろう。
自分の夢を叶える方法
朝起きたら、脚本家になっている自分をイメージする。
出来るだけ具体的に、毎朝毎朝、自分がなりたいもの、欲しいもののイメージをする。
それを何年も続ける。そうすると、それが一番大切なこととなり、夢が実現する。
私も「ザ・シークレット」や「思考は現実化する」という本を読んだことがあるので、先生の言葉にちょっと驚きました。
私も同じこと考えてる!と嬉しかった。想像力はそれ自体が強力なエネルギーを持っていて、想像することでそれが天に届き、その未来を引き寄せるらしいです。
大昔から、成功した人物や、賢者は全員、この「引き寄せの法則」を実践していたみたいです。
私も目を閉じてイメージしよう。うーむ、眠くなってきた。ZZZ
日付変わり22日は私の誕生日。先生の講義はステキな誕生日プレゼントになりました。
どうもありがとうございます。
平井(第52期研修科夜間部)
2008年夏の公開講座受講後、基礎科夜間部を受講。
4月からは引き続き、研修科夜間部を受講する。