2009.6.23

6月23日創作論講義(in943)

本日の創作論講義「特撮脚本の世界」
講師/小林雄次さん(シナリオ作家)

 

6月23日は、小林雄次さんによる「特撮脚本の世界」の講義が開かれました。

これまで、「ウルトラQ」や戦隊モノなどを手がけられた小林さんは、講義の中で「特撮の書き方に特化した脚本はない」と説明してくださいました。

 

特撮といっても人間ドラマです。

映画「ターミネーター」の1と2では、ジャンルが違い、1が『主人公が怖いものから逃げるホラー』なのに対し、2は『ターミネーターが主人公を悪から守る特撮ヒーロー』モノだそうです。

 

つまり、ターミネーター2は、感情を持たないターミネーターが主人公と触れ合ううちに、自我に目覚める話のようです。

 

これは、「人間に対し、人間と正反対のターミネーターをぶつけることで、人間とは何か、という壮大なテーマを掲げている」そうで、ほかには、フランケンシュタインやロボコップなども当てはまるといいます。

 

「人間ドラマに溶け込む特撮が好き」な小林さんは、以前「サザエさん」も書かれたそうです。
特撮もアニメも、共通していえるのは「人間ドラマ」だということですね。

 

in943(第52期研修科夜間部)
2009年4月から、第52期研修科夜間部に入学。