2009.4.28

4月28日創作論講義昼間部(さかい)

本日の創作論講義(昼間部) 「映画ストーリーの発想」
講師/小瀧光郎さん(シナリオ作家)

 

 

先週の火曜日、仕事の都合で欠席したので、これが初めての創作論講義。
おまけに少し遅れて参加したため最後列での参加となる。
当然のことだけれど、通常の基礎講座と違って講演会形式なので、とにかく先生の話されることを書きとめる。
シナリオについての知識・経験ともにほとんどゼロに近い私にとっては、講師の方どころか、隣り合った方との会話もすべて新鮮でためになる事ばかりなのです。

 

さて、今日の講義の冒頭に書かれたチャートです。

 

主題 → 題材 →(映画的)筋 → プロット → 構成 → シナリオ
           ストーリー

 

シナリオを完成させるには、まず主題(テーマ)があり、それに基づいた題材を見つけ、それからストーリーを作るんだというお話。

 

なるほどそりゃそうだということですが、きちんとチャートにしていただくと整理ができます。
プロットとは何かも、初めて知りました。こんなんでホントについていけるのか?と考える暇もなく先生のお話は続き…

 

人物の背景をしっかり描くこと。ストーリーばかりが優先されると芸術にならない。大した事件が無くとも人物・物語の背景をきちんと作ればいい映画はできる。 etc…

 

とにかく必死にメモをとり、なんとかこの原稿を書きながら復習をすることで消化しました。

 

今回の講義で一番心に残ったのは、
「ストーリーは誰でも作れるが、作品として成り立つかどうかは作家の世界観・テーマに関わってくる。ストーリーに命を吹き込むのは作者の人生観だ。」
という言葉。

 

やっぱり個性が大切なんですね。これに関しては皆同じ。
あとはまず脚本職人としての技術を習得し、多くの脚本を読み、そして書き続けること。

 

厳しい世界を勝ち抜いてこられた小瀧先生の私達へのエールでした。
気持ちを新たにできた素晴らしい講義だったと思います。

 

さぁ、夜の部も張り切って聴きに行こう!

 

さかい(第53期基礎科夜間部)
自営業 畑違いから一念発起してこの講座に参加