2008.12.10

12月10日 研修科昼間部(ミシマ)

9月の初め頃、44期のみんなと鈴木先生、掛札先生をお呼びして「久しぶりだね会」を開催した際の僕と鈴木先生の会話。

三島「研修科昼間の高田宏治先生のクラスに行こうかなぁ?と思っています」

鈴木「いいじゃないか、彼はなかなか面白い男だぞ」

研修科に来る前、52期基礎科夜の鈴木、掛札先生クラスを再受講しようか、高田先生の51期研修科を受講しようか、迷っていた。
シナリオを勉強するきっかけを作ってくださった鈴木監督の言葉でこのクラス行きを決意した。
ガキの頃、島根の田舎で「トラック野郎」と同様に観ていた「まむしの兄弟」等々。

脚本家 高田宏治

バイブルとなる名作は数知れず。
そして今、僕の前には高田宏治先生が座っておられる。
今期初めて高田先生に講評を頂く作品は120分映画を意識したプロット。
家を出る時からドキドキどきどき!席につくなりちょっと遅刻して走ったせいか、変な汗が出る。
ありがたい事に中央特等席、高田先生の目の前が開いていた(汗)
授業はすでに始まっており、いつもの先生のお話から…
毎回、このお話がまたいい!!
先生のご都合で授業終了後のアフターテーが毎回ない分、授業はいつも3時間コース。
講評の前、間、後に関係なく、作家としての長年の経験から、為になるお話、酒の席でないと聞けないようなお話が、昼間から聞く事ができる。
60年代、70年代の東映作品にどっぷり漬かっている自分にとっては楽しい時間♪
一時間後、ようやく講評へ。この日はまた暖かかったせいか、思い出したかのようにまた汗が…
高田先生は自分の受け持ち作品以外の講評済み作品もみて下さるから、さらに40分後にいよいよ自分の作品の講評へ。

「作品の中の登場人物すべて、おろそかにしてはいけない」
「登場人物が老人であれば、老人である意味を考えて芝居をつくりなさい」

自分の真正面で目を見て、高田先生は講評して下さった。メモを取る暇もなかった。
安易に登場人物を書いてしまった自分を恥じる。
講義終了後、颯爽と高田先生は帰っていかれた。
高田先生はカッコ良かった!感動★
そしてまた家に帰って、東映チャンネルを観る。

ミシマ(第51期研修科昼間部)
44期基礎科、研修科夜間部の鈴木則文、掛札昌裕クラスでシナリオを学ぶ。
そして52期研修科昼間部へ。
ただいま好評放映中の朝ドラ「だんだん」の舞台・松江市出身。