2008.11.13
11月13日基礎科夜間部(今川)
一食でも二食でも削って、場合によっては売血してでも、講義後の飲み会には要参加である。
我等が52期基礎科夜間部は、鈴木則文氏・掛札昌裕氏の奇才コンビ。
お二人とも、毎週の講義後に付き合ってくれる。
10月に52期がスタートして、もう一ヶ月以上になる。
講義後に一杯飲まないと帰れない体が出来上がってしまったようだ。
今週は鈴木先生の授業だった。授業、すんなり終わって、やるきに直行。
酒の席では、講義じゃ聞けない様な話が聞ける。
鈴木先生の作品群はアウトローというか型にはまらない物が多いような気がするのだけれど、先生の好きな映画や文学の話を聞くと実に王道のものが多いので驚く。
基礎を極めた上でセオリーを崩す。ピカソだってそうだった。カッコいいな。
やはり、僕たちこれから各々なんらかの物語を書くのだろうけれど、基礎を疎かにしてはいかんのです。
その日は鈴木先生、妙にご機嫌だった。
「綿矢りさ」の苗字について、ものすごく褒めてらっしゃった。
彼女の本当の苗字は、山田なんだ。
山田りさでは野暮ったくて良くない。
綿矢というペンネームにしたのがすごく良いと。
鈴木則文監督(75才)の口から「綿矢りさ」という単語が出るなんて。
相当な読書家なのはうっすらと知っていたけれど、すごいな、先生。
少年のような笑顔でヒートアップしていた。
素敵な方だ。
今川(第52期基礎科夜間部)
日本映画学校卒業後、しばらくふらふら・・・。
シナリオ講座に通うも、まだふらふら・・・。