7月17日基礎科夜間部(堤)
本日、林誠人先生の講義。6本のプロットの合評が行われた。講義は、生徒全員が感想を述べ最終的に受講生が作品のアドバイスするという形で進められている。
林先生は穏やかでユーモアのある人だけど、批評になると結構鋭くて厳しいお方だ。
恐い。だけど、アドバイスが的確なので、どこを直せば良いの判りやすい!
タメになります。
受講生のみなさんも、最近慣れてきたのか、手厳しい批評がチラホラ。
キャラが薄い。物語が判りづらい。こういう展開の方が…etc
【あ。でも、待てよ。それって、僕の作品でも言えるんじゃ…?】
批判が全部まとめて自分にかえってくる恐さ。ひとの欠陥は自分の欠陥。やっぱ、自分の作品じゃなくても、謙虚に接したいなと思った。
さて、四月に始まった講義も半分を過ぎ、もう終盤。提出されるプロットの中には、稿を重ねて完成度が高くなり、シナリオにゴーサインが出た作品がある。
今日も、シナリオのゴーサインが出た作品がいくつかあった。どの作品も、デコボコだけど、とても面白い。早く完成した物が見てみたい!
今回の講義で、特に印象に残ったのは『キリューノオドリコ』という日本舞踊の物語。あまり知らない舞踊の世界に興味をひかれた。シナリオのゴーサインは出なかったけど、次回にめっちゃ期待が膨らみます。
次に、印象に残った作品は『チャンス・クライム!』。刑事マニアが泥棒を偶然捕まえてしまうという物語。マニアが最後まで泥棒に対して本物の刑事らしくふるまおうとするのが、コミカルで楽しかった。前回のプロットでは小難しくてよう判らん話だったけど、アプローチを変えて単純にすると、作品は見違えるように面白くなるんだ!感動した。このプロットもシナリオのゴーサインが出た。
やっべえ。正直あせる。みんな面白すぎだよ!それより早くシナリオにとりかかりたい!次こそシナリオのゴーサインをもらってやるんだい!
頑張ってやる!
堤(第51期基礎科夜間部)
シナリオ講座に通うために、京都から上京してきた20歳。
今年3月までビジュアルアーツ専門学校(大阪)で映画制作を学んでいた。