シナリオ講座      一般社団法人シナリオ作家協会


     
   港 岳彦 (シナリオ作家)

シナリオ講座28期基礎科・研修科修了生。
「僕がこの街で死んだことなんかあの人は知らない」で
第11回大伴昌司賞を受賞し、06年「ちゃんこ」で脚本家デビュー。
■映画
「イサク(公開タイトル:獣の交わり 天使とやる)」
「ちゃんこ」(山田耕大さんと共同)
■受賞
08年、「イサク」でピンクシナリオコンクール入選

他に、「映画芸術」「パンドラside B」「spotted701」
「Modern Freaks」「ロック画報」「月刊宝島」等に執筆。
今年9月にはZINE「映画時代」を創刊。
(書店他、シナリオ講座事務局でも販売中!)


                            


2008年10月27日(月曜日)

ダミアン神父(ヨセフ・デ・ブーステル)は、ハワイ・モロカイ島に隔離されたハンセン病患者たちの救済に身を投じた、ベルギー人カトリック司祭である。

彼が島へ渡った1873年当時、ハンセン病には治療法がなかった。同年ようやくノルウェーのアルマウェル・ハンセン医師によって病原菌が突き止められたばかり。病への差別・偏見は凄まじく、ハワイでは感染を恐れた当時の国王カメハメハ5世によって、モロカイ島への隔離政策がとられた。患者と認定された者は家族や友人から切り離され、時には銃を突き付けられながら強制的に島へと連行され、劣悪な環境の中でみじめに死んでいった。モロカイ島は死者たちの島、流刑地であった。

それまで島を周期的に訪れる司祭はいたが、定住する者はいなかった。患者は洗礼も受けられず、告解をしたくともできず、死を前にして救いの言葉すら与えられなかった。彼らは社会だけでなく神からも見捨てられた存在だった。
いや、人類全般から見捨てられた、というべきか。

このミゼラブルな状況、この世の地獄を見た33歳のダミアンは、自ら志願し、モロカイ島への定住を決意する。

島での彼は精力的に活動し、家を建て、田畑を耕し、花を育て、音楽隊を組織した。こうして患者たちからの信望を勝ち得ると同時に、その犠牲と献身の精神は世界中からの称賛を浴び、次々と支援物資が届くようになった。ダミアンは一躍世界的な有名人となった。一方、教会や政府からはこれをダミアンの売名とし、独善的で傲慢だというバッシングも沸き起こる。実際彼は憎まれ役を好んで買って出るようなところがあった。島の患者の住環境を整え、魂の救済に導くために、自分の名前を大いに活用した。彼の悩みの種はもっと別のところにあった。彼はあくまでも「救う人」であり、「救われたい人」である患者との境界線を埋めることが出来ない、と感じていたのである。ところが島に移住して12年、彼はとうとうハンセン病に罹患する。その時彼は絶望したか。違った。
歓喜に満たされたのである。なぜなら、患者と同じ人間になることができたからである。その4年後、彼は島で神に召された。49歳だった。

「10人の聖なる人々」(学研)という聖人伝のアンソロジーには、ダミアン神父の写真が収められている。33歳でモロカイ島へ渡った時の若く野心的な風貌が、死の数か月前には別人と見まがうほど醜く変形している。ハンセン病に命をささげることの実際を生々しく伝える、ショッキングな写真である。

ここでひとつ補足しておくと、ハンセン病が人から人に感染する可能性は、まったくないわけではないけれど、きわめて稀である。むしろ衛生状態や栄養状態、当人の体質や免疫能力に大きく左右されるようだ。また現在ではハンセン病の治療は十分に可能である。したがって、ダミアン神父のエピソードを知ったからと言って、ハンセン病への過剰な恐怖心を抱く必要はない。

ここからが日記だ。そのダミアン神父を主人公にした一人芝居、『ダミアン神父の生涯』を見た。場所は池袋新生館シアター。出演は西田正、演出は花島宣人。
物語は、島で命を落としたダミアンが、地上で行われている自らの葬儀を見守る場面で幕を開ける。あとの展開は上記の通りである。

舞台袖付近に机と椅子を据え、蝋燭を一本ともしただけという、シンプルすぎるほどシンプルな装置。ダミアンを演じる西田正は90分の間、休みなく喋り続け、慟哭し、笑い、跪き、最後には神の栄光に包まれる。そう、最終的に彼が求めるものはやはりそれ。筆者のように信仰を持たず、誰かを救いたいとも誰かから救われたいとも思わず、むしろハンセン病の患者と同じ病気に罹ることに喜びを見出す、非合理的な人間心理に最大の関心を持つ者としては、そこに若干の距離を感じてしまったのも事実。演出にケレンというものが一切なく、ひたすら正攻法で作られているため、作り手の目指す境地に乗れるか乗れないかで、作品の評価は大きく違って来るだろう。だが、多かれ少なかれ、見る者に何らかの感銘をもたらすことは間違いないと思う。

本作は池袋新生館シアターにて、毎月最終月曜日の午後7時から無料公演を行っている。出演の西田正氏はこのお芝居をもう10年間続けているとのこと。
先月、氏の主宰するアクターズ・ジムの研究公演、『稲妻』(ストリンドベリ・作)を見て興味を持った。『稲妻』の舞台そのものは、偉そうな言い方をさせて頂くと、あまり感心しなかったが(底知れぬ悪意や緩急に乏しい気がした)、北欧の芝居、中でもイプセンの後期作品群やストリンドベリの上演は自分の「知りたい欲」に適っている。しかも料金は2000円(予約で1800円)。今日の『ダミアン神父の生涯』にいたっては無料だ。スターやアイドルはおらず、派手な仕掛けもない。
音楽はなく照明も最低限に抑えられた大変に素朴な舞台だが、ある種の「確かさ」と言えばいいのか、何かを見た、触れた、という実感を残してくれた。

興味をもたれた方はこちらへ。
http://www.ibsenkai.com/ (イプセンを上演する会)

自己紹介が遅くなりました。港です。現在発売中の「月刊シナリオ」11月号に、ヨブ呼彦というふざけたペンネームで書いた「イサク」というシナリオが掲載されております。これがまた抹香臭い話で、「お前はクリスチャンか?」と聞かれるのですが、ちがいます。

ご紹介くださった井土紀州監督、ありがとうございました。恐縮……というよりすっかり委縮してしまいました。井土監督には、私と佐藤洋笑が作っている雑誌「映画時代」創刊号で大変お世話になりました。まずインタビューにご登場頂き、さらには動画の予告編にまでご登場いただきました(ぜひ予告動画を見て、あのすばらしい声によって朗読される石川啄木「ココアのひと匙」をご堪能下さい)。この言葉には大きな意味がある、今こそぜひとも多くの人に読んで欲しい、と思わせられたインタビューです。

「映画時代」は、中野のタコシェや新宿の模索舎、青山ブックセンター、あるいはラピュタ阿佐ヶ谷、ポレポレ東中野といったミニシアターでも販売しております。
通信販売も承っております。詳しくは、下記のURLをご参照ください。

http://eiga-jidai.seesaa.net/
(映画時代公式blog)

明日はその「映画時代」vol.2の入稿日。明日は「映画時代」についてご紹介させて頂きます。ハイ、若輩者の私が身の程知らずにも今回の日記のお話を受けたのは、はっきりと宣伝目的です。でもそれだけだとさすがに厚かましいので、その日見た映画なり芝居なり読んだ本なり聞いた音楽なり、何か一つでも書こうと思います。一週間、どうかお付き合いください。



2008年10月28日(火曜日)

映画時代の紹介をする、と予告しておきながら、紹介文に手こずっているので、普通の日記を書きます。

徹夜明けの朝9時、阿佐ヶ谷駅でデザイナーK様から「映画時代」vol.2入稿データ受け取る。自分もそうだが、彼女も三日ほどまともに寝ていない様子。
申し訳ない。出会ったのは5,6年前。まさかこうして一緒に何かを作るようになるとは思わなかった。

駅前の富士そばでコロッケそば食って立川に向かう。道中、プリントアウトしたものを一通り読み返す。……面白い。印刷所に入稿。担当の若い女性が始終ズルズルと鼻水たらす。入稿を終え気が抜けたようになる。また借金が増える。

鈴木則文監督は京撮の助監督時代、中島貞夫監督らと同人誌を作っていたらしい。俺の師匠の馬場当氏も作っていた。ビッグになる人間はみな同人誌を作るのだ。……と、自分に言い聞かせる。泣けるね。

中野のタコシェに「映画時代」創刊号を追加納品&清算。ブロードウェイでカレーパン買って帰る。

帰宅後、カレーパン食いながらプロット書く。夕方、1時間寝る。実家が燃えるという夢を見る。放火の犯人はソーニャ。ソーニャとは、筆者プロフィールに映っているロシアンブルーのメス。二歳。それまで大の猫嫌いだったが、こいつのせいで猫好きに転向した。

リレー日記書いて提出する。井土監督からの紹介文を読んで舞い上がる。身に余る光栄。同居人にしつこく「凄いだろ、凄いだろ」と言って疎ましがられる。プロデューサーから電話。……微妙な雲行き。

夜、佐藤君と谷本さんと練馬ガストで企画会議。わいわいがやがや。構成、ロケ地、ほぼ決まる。女優だけが決まらない。疲れた顔の佐藤君が呟く。
「そして戦いの日々は続く」。

帰宅後、納豆パスタ作って食う。夜中、あたりをつけていた女優さんから電話。どうなることやら。

水上勉の「飢餓海峡」を読み始めて一ヶ月。まだ上巻の半分も進んでいない。



2008年10月29日(水曜日)

竜頭蛇尾ここに極まれり。

せっかくの機会なのでいろいろ書いたり告知したりしよう、という意気込みでしたが、力尽きつつあり……許して下さい。また普通の日記書きます。

朝5時に起きる。眠れない。
残り物のパン喰う。
ジョギングする。
プロット書く。
谷本さんと阿佐ヶ谷〜高円寺〜江古田でロケハン。
阿佐ヶ谷で、ある娘さんにすごく嬉しいこと言われる。
悦に入る。

試写会断念する。

夕方、谷本さんと別れ、江古田の韓国料理屋「ヌルンジ」で同居人にサムゲタン奢ってもらう。「カフェ・エスケープ」でカフェオレ奢ってもらう。
べちゃくちゃ喋りながらプロット練る。

帰宅して何時間か寝る。もっと眠りたい。でも、からだが眠ってくれない。

深夜、同居人の手土産の巻寿司食う。ニラ饅頭食う。
ロールケーキ勝手に喰って叱られる。


眠れない。



2008年10月30日(木曜日)


5時起き。ジョギングする。
巻寿司の残り喰う。
シャノワールでプロット練る。
昼、なか卯で牛丼食う。
夕方までプロット書く。
17時、高円寺で谷本さんと女優さんの顔合わせ。
谷本さんが監督っぽくなってきた。わくわくする。
ドーナツ奢ってもらう。

21時、渋谷へ移動。
プロデューサーと監督に短編プロット5本提出。
コメディを読んでもらってる時の沈黙ほどキツイものはない。
笑いが起きるたびカウントする。
たったの2回。

ライターのSさんと代々木まで一緒に帰る。
25歳でシナリオの仕事してるんだから偉い。
俺なんて印刷所でバイトしてた。
これからまたバイト探そうとしてる。

0時、江古田で友人Bと落ち合い、ガストでグラタン奢ってもらう。
2時半に帰る。

半分寝ながらリレー日記書く。
マメに日記をつけるなんて自分には無理なことがわかった。



2008年10月31日(金曜日)



「映画時代」vol.2が11月9日(日)に発売になります!

11月9日(日)〜12月20日(土)まで、ラピュタ阿佐ヶ谷で「山下耕作ノ世界東映任侠映画の中核を担った男」と題された特集上映が行われます。

http://www.laputa-jp.com/laputa/program/yamashita/

「映画時代」vol.2は、この特集上映を受ける形で、「山下耕作の世界」と題した特集を組ませて頂きました。ラピュタ阿佐ヶ谷の支配人・石井紫様にも「はじめに」と題した文章をお寄せ頂いております。

インタビューでは鈴木則文監督(!)にご登場頂きました。山下監督の大傑作『関の彌太ッぺ』でチーフ助監督を務め、山下監督がはじめて手がけた本格やくざ映画『兄弟仁義』の脚本を書き、言わずと知れた『緋牡丹博徒』のヒロイン・矢野竜子の生みの親でもある鈴木監督に、『関の彌太ッぺ』の象徴とも言うべき“槿の花”の話題から、木村功演じる“箱田の森介”と彌太ッぺとの意外な関係性、東映京都撮影所で共に青春を過ごした山下監督との出会いと別れ、さらには鈴木監督と故・笠原和夫との知られざる関係など、話題は百花繚乱、ギュウギュウ・ギッシリと詰まっており、大変貴重なインタビューとなっております。
※鈴木監督はラピュタ阿佐ヶ谷での初日に、映画評論家・山根貞男さんとのトークショーも予定されています。

また、山下耕作のご長男であられる山下耕一郎様にも、息子として、また同じカツドウ屋としての視点から、酒の席でお父上がふと口にした映画作りの真髄を開陳して頂いております。

論考やエッセイ、作品レビューのコーナーでは、脚本家としてご活躍中の南木顕生さん、新作『海風に吹かれて』(サトウトシキ監督)の公開も待ち遠しい松山賢二郎さん、東映モバイルサイトで携帯小説を連載しつつ、別名義で特撮や刑事サスペンスの脚本を手掛ける安倍まりあさん、関西で舞台やラジオドラマを幅広く手掛ける村田吉聰さんなど、現役バリバリの脚本家の方々に、山下映画の魅力について思う存分に書いて頂きました。

また、「映画時代」が「ライバル」と公言してやまない「映画芸術」の「映芸ダイアリーズ」 から、放送作家/ライターの若木康輔さん、「映画芸術」誌上での中原昌也氏との対談も好評の千浦僚さんが参戦。
任侠映画さながらの熱いレビューバトルを繰り広げております。
他にも、超人気blog「映画をめぐる怠惰な日常」の書き手で、映画人からも篤い信頼を寄せられる映画ライター・モルモット吉田氏(「創刊号」の予告篇を手がけたのはこの方です)、「TaRaGa別館の別館」の管理人で、映画ライターとしてはまさに質実剛健の人・島田慎一氏、ピンク映画レビューサイト「ThinkPink!」の柔和な語り手オギミユキさん等、フレッシュな書き手が誌面をにぎやかに彩っております。

また、このリレー日記でもご登場された大家・柏原寛司さんがホストを務める、大好評連載第二回目、「柏原寛司の日本のハードボイルドを訪ねて――検証・日本テレビ火曜9時――」では、名作『大都会』を取り上げた創刊号に続き、藤竜也主演の粋なハードボイルド『大追跡』、松田優作の名作『探偵物語』、渡瀬恒彦主演のスーパーポリスアクション『大激闘』、勝新太郎主演の壮大な実験作『警視―K』、そして藤竜也&草刈正雄の洒脱な『プロハンター』…現在も語り継がれる名作アクション・ドラマ群を、その作り手である脚本家/映画監督・柏原寛司氏とプロデューサー・山口剛氏が大いに語ります。熱い映像に漲る男達の心意気に、ぜひ瞠目してください!

「映画時代」のお取扱い店、および通信販売の申込フォームは以下のサイトを参考にしてください。

http://eiga-jidai.seesaa.net/
(「映画時代」公式blog)
※来週には恒例の予告編ショートムービーも公開予定です。

前置きが長くなりましたが、「映画時代」vol.2、目次は以下の通りです。
諸先輩方、ぜひお手に取ってみてください。よろしくお願いします。

「映画時代」vol.2  山下耕作の世界

○序文:石井紫(ラピュタ阿佐ヶ谷支配人)

【インタビュー】
鈴木則文 
〜東映京都撮影所の“兄弟仁義”〜

【寄稿】
山下耕一郎
〜「映画における味と色気〜息子から見た山下耕作に関する一筆」〜

【論考&エッセイ】
○『関の彌太ッぺ』〜極私的英雄論/松山賢二郎
○『博奕打ち 総長賭博』〜脚本家・笠原和夫とのギリギリのせめぎあい/島田慎一
○『女渡世人 おたの申します』〜おお、あまりにも美しい『畸形』よ……/南木顕生
○あたりまえのひと 新宿昭和館の山下耕作/若木康輔
○山下耕作映画祭について/尾塚禎久

【作品レビュー】
ラピュタ阿佐ヶ谷“山下耕作ノ世界”(11/9〜12/20)上映作品一挙レビュー
『関の彌太ッぺ』『続花と龍 洞海湾の決斗』『続兄弟仁義』『博奕打ち 総長賭博』『極道』『緋牡丹博徒』『大奥絵巻』『日本女侠伝 侠客芸者』
『緋牡丹博徒 鉄火場列伝』『昭和残侠伝 人斬り唐獅子』
『日本女侠伝 鉄火芸者』『日本侠客伝 昇り龍』『日本女侠伝 血斗乱れ花』
『女渡世人 おたの申します』『ゾロ目の三兄弟』『山口組三代目』
『まむしの兄弟 刑務所暮し四年半』『山口組外伝 九州進攻作戦』
『極道VS不良番長』『日本任侠道 激突篇』『ピラニア軍団 ダボシャツの天』
『泣いて笑って涙して ポコアポコ』
※『前科者』『夜明けの旗 松本治一郎伝』『わかりあえる季節』は作品データのみ。

【その他の山下耕作作品×14作品】
『兄弟仁義』『戦後最大の賭場』『博奕打ち いのち札』『博奕打ち外伝』
『釜ヶ崎極道』『海軍横須賀刑務所』『あゝ決戦航空隊』『戒厳令の夜』『夜汽車』
『日本暴力列島 京阪神殺しの軍団』『強盗放火殺人囚』『竜馬を斬った男』
『アナザーウェイD機関情報』『極道の妻たち 覚悟しいや』

【連載】
柏原寛司の日本のハードボイルドを訪ねて――検証・日本テレビ火曜9時――
第二回ゲスト:山口剛プロデューサー

【執筆陣】
山下耕一郎/石井紫/若木康輔/松山賢二郎/島田慎一/尾塚禎久/
モルモット吉田/南木顕生/千浦僚/村田吉聰/安倍まりあ/オギミユキ/
佐藤洋笑/港岳彦

『映画時代 Vol.2』
2008年11月8日発行
○ブックデザイン:岸田文香
○表紙デザイン:中川泰典
○Photo:MASAHIKO TANIGUCHI
○協力:ラピュタ阿佐ヶ谷、藤岡浩二郎、大嶋絢子
○印刷:POPLS
○仕様:A5判 並製 54ページ
○価格:定価500円(税込)
○編集・企画・制作:活檄プロダクション(佐藤洋笑、港岳彦)



2008年11月1日(土曜日)


撮影準備とプロット書きでアップアップ。
一円もお金にならない。
プロット書きにお金が保証されているなら、割と稼げてるはずなんだけどなぁ。



2008年11月2日(日曜日)

「映画時代」vol.2の予告編ショートムービーの撮影。
朝7時から鷺ノ宮で撮影開始。
阿佐ヶ谷、高円寺、新江古田、最後に鷺ノ宮へ戻って夜8時に撮影終了。
自主制作とはいえ監督もキャメラマンも助監督も女優も皆さんプロ。
万事速やかに進む。
撮影現場というものに身を置いてしみじみ思う。


……俺、現場って嫌いだなぁ。

作品は近日中に、「映画時代」公式ブログでアップします。


一週間お付き合い頂き、ありがとうございました。
明日からの担当は鴨義信さんです。
面識はありませんが、一度聞いてみたいと思うのが、真辺克彦氏とのコンビ名「公園兄弟」の由来です。……聞く必要もないのかもしれません。


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