伴 一彦 (シナリオ作家)
1954年生まれ。福岡県出身。
日本大学芸術学部映画学科脚本コース卒業。
在学中より石森史郎氏に師事。80年代から現在にかけて、
TVドラマ界のトップを走る。
■TV
「七瀬ふたたび」「冗談じゃない!」「喰いタンシリーズ」「恋する京都」
「サイコドクター」「レッツ・ゴー!永田町」「ストレートニュース」
「砂の上の恋人たち」「双子探偵」「WITH LOVE」「透明人間」
「ママのベッドへいらっしゃい」「上を向いて歩こう!」
「誰かが彼女を愛してる」「逢いたい時にあなたはいない…」
「君の瞳に恋してる!」「パパはニュースキャスター」
「うちの子にかぎって」 他
■映画
「初雪の恋」「殴者」「デボラがライバル」「お姉さんの太股」他
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2008年7月21日(月曜日)
藤田伸三さんからバトンを受け取った、伴一彦です。
藤田さんの過分なほめ言葉、恐縮しています。デビューして時間はかなり経ちましたが、相変わらず悶々試行錯誤の日々です。
現在も映画のシナリオに苦しんでいます。
放映予定作品は、10月9日スタートのNHKドラマ8「七瀬ふたたび」。
でもこちらは昨年暮れからの作業で、既に脱稿。撮影も終わり、毎週完パケ(完成品)が届きます。
初めての経験です。いやあ、本当に気が楽です。NHKだから視聴率は気にしなくていいし(実は気にしてるみたいだけど)。
でも、動いている役者を見ながら書くことができなかったのが残念。実際完パケを見るとヘンリー役の郭智博さんがよくて、もっと出番を増やしてあげればよかったな、なんて。
主役の蓮佛美沙子さんは期待通り、いいです。是非、見て下さい。
……と書いてもオンエアまで二ヶ月半もあるから忘れられちゃうだろうな。
木曜8時という私自身が視聴習慣のない枠なので、「バッテリー」「乙女のパンチ」ともに見逃してます。この日記、シナリオ作家志望者のためになる話、書いたほうがいいんですね?
でもここで作法論を書いてもしかたたない。というか、それは講座で学んで下さいってことですね。
じゃあ作法論以外で何を知りたいんだろ。この日記にはコメントを付けられるようだけど、まだ一つも付けられてませんよね? せっかくだから何か質問があったらのコメント欄に書き込んで下さい。
答えられる範囲で答えます。
というわけで、日記。
ここ数年、何時に寝ても午前9時か10時に目覚めてしまう。加えてこの暑さ。
慢性睡眠不足。
今日も仕事部屋で9時に目が覚める。寝たのは何時だろう、5時を過ぎてたかな?
目が覚めても起き上がれない。
12時に起き上がり、近所で長崎ちゃんぽん。食べると眠くなるのが道理。懸案の映画準備稿の突破口を見つけようと、ベッドでゴロゴロ睡眠思考。
夕方、知人からお誘い。煮詰まり打開のため(?)、誘いに乗ることに。
店の選択を任され、ネットで見つけた永福町のビストロを予約しようとするも満席。
最近都心から少し離れた場所にあるビストロに魅力を感じる。
――3000円〜4000円程度のプリフィクス(定食)メニューのあるフレンチ。
恵比寿や三軒茶屋、下北沢……日本的な商店街の片隅で、健気にフランスの雰囲気を醸しだしている店構えがいい。料理は定番が多いけど、それも魅力。
結局以前その知人が見つけてきた、下高井戸の“おふろ”という店に行くことに。
“おふろ”と言っても、居酒屋。居酒屋と言っても、ワインが充実しまくりの店。
系列にワインバーがあり、共有のワインリストは分厚くて壮観。
写真は、穴子の唐揚げ黒酢ソース。
他に焼き野菜や、石川県産の堅豆腐、鶉の唐揚げなどを肴に、スペインの赤ワインをいただく。
酒は、基本的にビールか赤ワイン。日本酒は飲めない。昔の悪酔いの記憶が甦るため。焼酎も二日酔いになるので苦手。シナリオ講座を担当していた去年の10月から3月まで、ほぼ毎週受講生とやるき茶屋に行ってたけど、そこでも赤ワインを飲んでいた。ワインだと快眠(短いけど)快便。
飲み始めると、もう一軒、もう一軒と行きたくなってしまうけど、我慢我慢。
仕事部屋に戻って、ふたたび悶々と考える。……ってな感じの日記でいいのかな?
取り敢えず、今日はおしまい。
2008年7月22日(火曜日)いつものように9時過ぎに起きてウダウダ。暑いこともあり、仕事部屋の外に出たのは食事の時の二回だけ。あとはずっと部屋に籠もって作業。相変わらず進まず。
私の生活はオンとオフがはっきりし過ぎている。オンの時(つまり〆切に追われている時)は基本引き籠もり、仕事関係以外の人とはまったく会わず、電話やメールがあってもほとんど折り返さない。
パソコンメールはともかく、携帯メールをやるのは電車かタクシーで移動する時だけ。
薄情です。
だから、いざオフになった時に遊んでくれる人が少ない。
今日もほとんど外部との接触はナシ。いいんだろうか? いいよね、別に。シナリオ作家交遊録。
過去のリレー日記を読むと、シナリオ作家同士仕事で絡んだり飲んだりという記述があるけど、私はほとんど同業者と会わない。お友だちがいない(^_^;
連続ドラマはだいたい一人で書いているし、共作の場合も作家同士で直接打ち合わせることはまずなく、プロデューサーが仕切る仕事ばかり。
10月からオンエアの「七瀬ふたたび」の場合もそうで、第5回から第7回を担当する真柴あずきさんとは打ち上げでやっとゆっくり話すことができた。
真柴さんとは今後仕事抜きでお付き合い(男女の、ではなく)したいな、と思う。昔(20年近く前)は、現在「学校じゃ教えられない!」執筆中の遊川和彦さん、デビュー前後の野島伸司くんとよく朝まで遊んでいた。遊川さんとは行きつけの店が同じだったけど、酒を飲まずカラオケ好きの遊川さん、私は酒好きカラオケ嫌いなので、いつの間にか疎遠に。
野島くんとは時々会うけど、遊川さんとは……あ、去年か一昨年渋谷で偶然会ったなあ。作協の理事を引き受け、また去年10月シナリオ講座の基礎科昼間のクラスを受け持ってから、周囲のシナリオ作家濃度が濃くなった(^_^;
私のデビュー作を褒めてくれた桂千穂さんとも久しぶりにお会いできたし、作協会長の加藤正人さんはデビュー前同じ時期ににっかつ撮影所でプロット書き(プロットライターに非ず)をやっていた仲間。
30年ぶり(?)に一緒に飲めた(酒の趣味は違うけど。私が変わったのかな)。
初めて会った井上淳一さん、安井国穂さんはこのブログのままの人柄。ゆっくり飲みたいけど、まだその機会に恵まれず。
理事会は月一回の楽しみ(というと不謹慎かな?)。当時憧れだった(過去形か?)荒井晴彦さんとは、一緒にゴルフする機会を得た。
自分も、そして荒井さんもゴルフをやるようになるとはその当時想像もしなかった。
柏原寛司さんとは一昨年一緒に韓国へ。ゴルフもやった。同じ時期基礎科夜間クラスを担当されていて、やるき茶屋でよく一緒になった。大野武雄さんとも。
――しかし、我々のクラスは夜のクラスの前から飲み始め、夜のクラスが帰っても飲み続けてた(^_^;昼間のクラスを一緒に担当してもらった国井桂さんは、10年ほど前月刊シナリオ誌に私がメアドを載せたら図々しく(いや、積極的に)メールをしてきて、それ以来の付き合い。私の電脳弟子一号ってことになるけど、一度も会ったことない時に日テレのプロデューサーに紹介し、当時執筆していた連続ドラマの修羅場に引っ張り込んだ。
国井さんは売れまくってる。映画「夕凪の街 桜の国」やもうすぐ公開の「能登の花ヨメ」など作品多数。にも関わらず、今回のシナリオ講座も無理矢理引きずり込んでしまい、申し訳なく思っている。(少しだけ)私の師匠は石森史郎。ずーっとご無沙汰していたけど、一昨年の先生の出版記念パーティで久しぶりにお会いする。それから時々連絡を取っているけど、なかなか会えない。
そのパーティで会った、現在「Tomorrow」執筆中の篠ア絵里子さん、元シナリオ作家で今は小説家の吉野万理子さんとも年に数回会う機会がある。
他には「喰いタン」原作者の寺沢大介さんと親しくさせていただいている。私のシナリオ作家交遊録ってこの程度。他の人たちはどうなんだろう。
同業者と会う時間があるなら異業種の人たちと会うべし――というポリシーだったけど、シナリオ作家同士の交流も楽しいものなのかも。阪神×巨人戦。
阪神会心の逆転勝利!
リーグ優勝のマジック46が点灯!
はい、私、阪神ファンです(^o^)
(写真は、Let's NOTE CF-W5と、お出かけ用のEee PC 4G)
2008年7月23日(水曜日)
今日も寝苦しく、睡眠が浅い。11時過ぎに起き上がり、渋谷の街へ出る。
――仕事部屋は渋谷の外れにある。TSUTAYAへ。
DVDを返却。返却日前のものは返却ボックスに放り込めばいいが、その返却ボックスが四階以上のフロアにしかない。
その日も借りるのならいいが、返却だけのために四階に上がらなければならないのは時間の無駄。
何故一階に返却ボックスを設置しないのか? 客ではなく従業員の利便を考えてのことではないか?ブックファーストへ。
以前は東急本店近くのビル(8階建てだっけ?)丸ごとだったけど、今は狭い2フロアのみ。
ここには旭屋書店があったが潰れてしまった。狭いフロアに目一杯本を詰め込んでいる。暑苦しい。
引き籠もって仕事をしていると、ついアマゾンで注文してしまう。でも、書店に行くことは必要。
ネット検索では引っかからなかった本を見つけることもあるし、仕事では必要ないジャンルも覗くと面白いし、思わぬヒントがある。
興味を惹かれた本があると、先延ばしにせずその場で買うようにしている。
一期一会。今日買ったのは――
「魯山人の美食 食の天才の献立」山田和(平凡社新書)
「雑談力 おしゃべり・雑談のおそるべき効果」川上善郎(マイコミ新書)
「昭和二十年の「文藝春秋」」文春新書編集部・編(文春新書)
「「昭和」を点検する」保阪正康+半藤一利(講談社現代新書)
「地獄の日本兵 ニューギニア戦線の真相」飯田進(新潮新書)
「誘拐」五十嵐貴久(双葉社)
ドラマ8月号
ドラマ7月号別冊「企画の立て方」(柏田道夫)小説をもっと読まなきゃ、と思うけど、「読みたい!」と手が伸びるのは新書の類。
また、科学に関する本。
――最近面白かった、というか慄然としたのは「眠れない一族―食人の痕跡と殺人タンパクの謎」ダニエル T.マックス(紀伊国屋書店)
唯一の小説「誘拐」を書いた五十嵐さんは雑誌記者の頃の知り合い。
まだ某出版社に勤務してるのかな?
出来に当たり外れはあるけど、いろんなジャンルに果敢に挑戦していてチェックせざるを得ない。〆切に追われている時でも、本は読む。
執筆に必要な本(資料や参考文献)は集中的に読むけれど、それ以外の本はトイレかお風呂で。
自宅と仕事部屋のトイレには数冊置いてあり、気分次第で選ぶ。
数冊並行して読むことになる。
買った本の整理は、フリーソフトの私本管理
(http://homepage1.nifty.com/EKAKIN/index.htm)
とバーコードリーダーを使って。かなり便利。夜、「七瀬ふたたび」第五回の完パケ(完成品)が届く。
真柴あずきさん担当の回。
さっそく見る。
作家が違えば台詞のタッチが変わるのは当然。判っていても、やはり違和感を感じる。
(いい悪いではなく)でも、視聴者には判らないだろうなあ。
それよりも“画”が変わった方が気になる。演出家が違っているのだからこれも当然だけど、更にハードなタッチに。
いいのかなあ。最終回はこの演出家が担当。シリアスな最終回が更にハードになりそう。いや、楽しみなんだけど(^o^)映画の準備稿、進まず。
Pからの催促メール&電話に怯える(^_^;
2008年7月24日(木曜日)
今日も相変わらずの引き籠もりデー。
食事以外は本屋もTSUTAYAにも行かず。
と言って仕事が進んだわけでもない。ついに、映画Pから電話がある。
が、突然体が動かなくなり、出られず。←おい。
その後、進行状況問いあわせのメールが来る。
取り急ぎ返信し、ゆっくりと言い訳を考える。←おい。
よい子のみなさんは決して真似しないで下さいね(^_^;食事中&トイレ&寝る前は、昨日買った「「昭和」を点検する」を読み進める。
パソコン(Let's NOTE)のせいか、無線LANのルータのせいか、ネットが時々繋がらなくなる。
同じルータで接続しているEee PC(OSはXP)のほうは問題なく繋がってるのに。
その度にルータの電源を抜き差ししたり、パソコンを再起動させなければならない。
その頻度がここ数日で増加し、執筆に集中できない。(ただでさえ集中力ないのに)なので、ネットで解決策を探す。
見つからない。取り敢えずルータのファームウェアを更新するも症状は変わらず。ネットサーフィン(死語?)し始めると、気付くとまったく別のことを調べていたりする。
こんな不自然(文字通り)な雲が現れたと話題になっているのを見つけたり。
いかんいかん。
映画の準備稿を上げるまでは、原因追究は封印。
執筆用のLet's NOTEはネットに繋がないことにする。
ちゃんと繋がっていてくれるEee PCがあるから、調べ物やメールの送受信には問題ナシ。うーん、他に日記として書くことないなぁ。
というわけで、また明日。
あ、次の日記の更新は月曜日。三日分まとめてアップされるとのこと。
夏休みの宿題のように、日曜日の夜に書くことになると思うけど(^_^;
明日は久しぶりに夜外出するので、これまでとは違う日記になりそう。
期待はしなくていいけど、読んで下さい。
一応シナリオ作家志望者のためになることも書くつもりです。
2008年7月25日(金曜日)
朝6時に寝て、朝10時に起きる。
このところ生活がパターン化している。
仕事している時はしかたない。
でも、嫌いじゃない。
シナリオ作家でよかったと思うのは、こういう暑い日に出かけなくていいこと。
打ち合わせも夕方以降にしてもらうとか、なんとでもなる。まあ、連続ドラマ、それも後半になると、そうも言ってられない。
時間との戦いで、毎日のようにあるいは一日に何度も打ち合わせをしながら書かなければならない。
7月期ドラマもホン作りはそろそろ佳境のはず。
「Tomorrow」の篠ア絵里子さん、
「正義の味方」の旺季志ずかさん、
それに一年間の長丁場の「ポルフィーの長い旅」の国井桂さん、
灼熱の修羅場を乗り切って下さい(^o^)←連続やってないと気楽。
いやいや、私も修羅場ではあります。でも、連続に比べるとね(^_^;今日のニュース。
文化庁の日本語についての世論調査。70%の人が「檄を飛ばす」や「憮然」の意味を取り違えていたという。
「憮然」、本来は「失望してぼんやりしている様子」のこと。でも「腹を立てている様子」という意味で使っている人が、確かに多い。
私も、こちらの意味で使っている。もちろん、正しい意味は知った上で、だけど。
だから、ちょっと誤魔化しだけど、「憮然」ではなく「ブ然」と書く。
ある新聞のコラムには、ネットで検索すると本来の意味で「憮然」を使っていた文章は皆無だったとか。若者の台詞を書いてて(若者って言い方が年寄り臭いよなぁ(^_^;)、迷うことが多い。
正しい日本語を書くべきか、彼らが実際に口にしている言葉を書くべきか。
私は後者だと思っている。
しかし、「チョー××」という言い方、若者言葉だったはずだけど、今では50代以上の人だって平気で使う。(私は使わないけど)日本語は乱れたのか、変化なのか?
「全然」は否定文に使うという原則はとうになくなってしまった。
いや、それを原則というのはおかしかった。夏目漱石が肯定文でも使っているからだ。一般人は、極端な言い方をすれば、喋りたいように喋ればいい。
でも、ニュースなどはちゃんとした日本語を使ってほしい。
特に気になるのが、テロップの間違い。
「保証」を「保障」と書いたり。
あ、それから無理な言い換えもやめてほしい。
ドラマでおばあちゃんがナースに「看護士さん」と呼びかける。
そんなおばあちゃんはおらんだろ!
正しい(?)言い方は判っていて、現実に即した台詞を書くべきではないだろうか。
テレビ局考査部の方々、ご検討を。あー、とにかく引き籠もってるとネタがありません(^_^;
今日の日記もこんなところでm(__)m
2008年7月26日(土曜日)
夕方までは、昨日までと同じパターンの生活。
夜になって出かける。
まず、某女性と食事。
「レジドア」
外苑前、キラー通りのビルの二階にひっそりとあるビストロ。
しかし、内装はゴージャス。
「一万円以上のコースを出すお店にしてもよかったんじゃないですか?」
と、訊ねると、
「シェフも私たちもビストロにこだわりたかったんです」
素敵!
そう説明してくれたのはスキンヘッドの中村獅童(ホントに似てた(^_^;)。
ネット検索で見つけた店だけど、ここに決めたのは、シェフが代々木上原にある「ル・キャバレー」の出身だったから。
キャバレーといっても、女の子のいるところじゃなく、ビストロ。
そこはかなり美味しかったし、ビオワイン中心のワインリストが素晴らしかった。
この店は、ワインの数こそ少なかったが、こだわりをもってワインをセレクトしている。
いただいたのは、ビストロ定番の鴨のコンフィ他。
ここのコンフィは、なんとたっぷりのシュークルートの上に乗っている。
そのシュークルートの中には三種類のソーセージが!
ドイツとのコラボ!?
シュークルートはあまり好きではないけど、堪能。
某女性との会話は、主に付き合っている男の“小ささ”について(^_^;その後、六本木に移動、電脳シナリオ塾の塾生と合流して、六本木ヒルズの最上階にあるマドラウンジへ。
ハイパーメディアクリエーターの高城剛氏のCDリリースパーティ。
エリカ様で話題になってるけど、たくさんのジャンルで輝かしい功績をあげている、まさにクリエーターの高城氏。
ロンドンに長く滞在していたのは、このCD制作のため。それ以外にも何冊か本を執筆。
パーティにはかなりの人が集まり、DJが曲をかけてたけど、盛り上がりに欠けた。
0時過ぎに高城氏が登場し、雰囲気が一変♪
高城氏もノリノリで、会場全体が熱気に包まれる。
私は踊らず、ジンを飲みまくり(^_^;
同行者ではなく、高城氏のファンという女の子二人と話す。
一人の子は京都からこのパーティのためにわざわざ上京したそうで、東京の女の子とはネットで知り合い、今日初めて会ったとか。一時間半ほどいて、DJを終えた高城氏に挨拶して会場を出る。
仕事はあるけど、飲み始めると“日の出見る会”の会長になってしまう私、某女性と塾生と西麻布の行きつけのSMバーへ。
行きつけといっても今年初めて。
SMといっても“なんちゃって”で、基本カウンターバー。店の女の子はボンテージファッションだけど(^_^;
時々狭いカウンターの中でやるショーが楽しい。
4時近くまで飲んで、タクシーで自宅へ。
2008年7月27日(日曜日)
久しぶりの自宅。10時に起き上がり、風呂に入る。
仕事部屋ではシャワーだけだけど、自宅ではしっかり入る。
長い時では4時間ぐらい入っている。
雑誌や本だけでなく、仕事も持ち込む。
風呂の蓋を机代わりにして、プリントアウトした構成や準備稿にメモを書き込む。
ファミレスや喫茶店でやるより集中できていい。
それに、睡眠不足の時にお湯に浸かりながらうたた寝するのは最高に気持ちいい。
――まだ溺れたことはない(^_^;午後、某企画打ち合わせのため、外出。
以下、再び引き籠もり生活。このブログは、作協シナリオ講座宣伝のためのもの。
果たして私の日記を読んでシナリオ講座を受けよう、なんて思う人はいるのか?
こんな人が講師なのか? と不安になった方、安心してほしい。
私はしばらく講師をやりません。
他の講師の方のやり方はよく判らないけど、真摯に受講生に向き合っている方が多いと思う。講師の立場から言えば、我々以上に情熱を持って真摯にシナリオに向き合ってほしい。
シナリオ作家志望のクセに、ほとんど映画を見ない、小説を読まない、シナリオを読んだこともない、人が多くて呆れる。
また、書かない。
シナリオを書かなくてどうやってシナリオ作家になれるのか??
お前は評論家か! と突っ込みたくなる人もいる。
評論より創作を!
ボロクソに言われようと何しようと、創った者が偉いんです。
そのドラマをつまらないと思ったら、じゃあどうすれば面白くなるのか、自分ならどう書くのか、を考えないと作家にはなれない。
勉強不足を肯定するな。
読まなくていい本はない、見なくていい映画はない。もちろん、全部を見ることは不可能だけど、「あれは見なくてもいいでしょ」なんて、まだ何の実績もないヤツが言うな。うーん、色々言いたくなってしまうな(^_^;
あと一つだけ。
シナリオ講座を受講しただけでは、シナリオ作家には絶対になれません。
受け身ではなく、積極的に勉強しなきゃ。
課題をクリアするのはもちろんだけど、講師のすべてをしゃぶり尽くすような勢いで向かってきてほしい。
きっと作協シナリオ講座の講師は、全力で受け止めてくれるはずです。というわけで、私の日記は終了♪
明日からは、国井桂さんが日記を書きます。
いくつもの仕事を抱えながらも、趣味のダンスに燃える才色兼備な作家です(^o^)